「冬の沖縄」の特別な物語
「本当に安全な蜂蜜って、どこで買えるんだろう」
スーパーに並ぶ蜂蜜。「純粋」と書かれているけれど、「加熱されているのか」「添加物は?」そもそも、どこで採れたのかも分からない。大切な家族に食べさせたいのに、何を信じればいいのか分からない。
もし、あなたもそう感じているなら。私たちの蜂蜜を手に取ってみてください。
日本中の養蜂家が冬支度を始めミツバチたちを休ませる頃、沖縄北部では全国でも稀な冬の蜂蜜の収穫のピークを迎えます。その年の天候次第では、一滴も採れないこともある。そんな珍しいハチミツです。
「沖縄=夏」というイメージの方がほとんどだと思いますが、沖縄には冬ならではの物語があります。
沖縄だから取れる「冬のハチミツ」
「冬にハチミツって取れるんだっけ?」
そう疑問に感じる方も多いと思います。日本中のどこを探しても、冬に蜂蜜は採れません。なぜなら、ミツバチは気温が10℃以下になると活動を止め、巣の中でじっと春を待つからです。
でも、沖縄は違います。沖縄本島北部、やんばる。「奇跡の森」と呼ばれるこの地は、2021年に世界自然遺産に登録されました。
太古の森が残り、ヤンバルクイナやノグチゲラなど、ここにしかいない生命が息づく原生林です。
その森の奥深く、ディズニーランド3個分にも及ぶ、50万坪の無農薬の大自然。そこに、イナホファームはあります。
本土が雪に閉ざされる頃、ミツバチたちが一目散に向かう先。それは、冬の森にだけひっそりと灯る白い花、「フカの木(アサグラ)」です。
この花はとても繊細で風に弱く、台風の多い年であれば、蜜を出す前に散ってしまう。気候、気温、そして花の運命。すべてが揃った年にしか、この蜜は生まれません。
以前、ある購入者の方がこんなふうに言ってくださいました。「今年は台風が多かったから、もうダメかと思ってました。無事に届いて、本当に嬉しいです」
その言葉は、私たちの役割を再認識させてくれました。これは単なる蜂蜜ではない。一年に一度、森が与えてくれる恵みなんだと。そして私たちはその自然からの「かけがえのない授かりもの」をお届けしているのだと。
本物の安心・安全を届けたい
2023年3月、衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。
EU(欧州連合)に輸入される蜂蜜の46%が「偽物」だった。
欧州委員会が320品を調査した結果、中国から輸入された蜂蜜の75%、トルコからの93%が、EUの基準を満たしていませんでした。水で薄められ、安価な砂糖シロップが混ぜられていた。欧州委員会の担当者は、こう言いました。「基本的に、砂糖水だ」と。
「純粋」と書かれた蜂蜜。でも、本当に純粋なのか。加熱されているのか、されていないのか。添加物は入っていないのか。そもそも、どこで採れたのか。
あなたは今まで、何を信じて蜂蜜を買っていましたか?
私たちイナホファームには、50万坪の土地があります。ディズニーランド3個分にも及ぶ、広大な自然。この土地があるからこそ、私たちは他の養蜂家の方々に比べて、圧倒的に恵まれています。
ミツバチの行動範囲は、およそ半径2キロメートル。その全域が、イナホファームの無農薬の敷地です。
ミツバチは、農薬に極めて敏感な生き物。ほんの少しでも農薬の影響を受ければ、群ごと全滅してしまいます。多くの養蜂家は、周辺に農地があれば、そこで使われる農薬の影響を避けられません。「できるだけ無農薬」「なるべく安全」という妥協が、どうしても生まれてしまう。
でも、私たちは違います。50万坪すべてが無農薬。ミツバチが飛ぶ範囲、すべてをコントロールできる。だからこそ、完全な無農薬の蜂蜜を、自信を持って届けられるのです。
敷地内はもちろん、周辺環境の手入れにも、一切の薬品を使わない。あなたが安心して口にできる、純粋な蜂蜜。それを、確実に届けること。それが、私たちの使命です。
でも、それだけではありません。
無農薬で守られた土地は、汚れることなく、次の世代へと受け継がれていきます。元気なミツバチたちが、森中の花々を飛び回り、受粉を助ける。彼らがいるからこそ、やんばるの森は命を繋いでいる。
私たちがミツバチを守り、ミツバチが森を守り、森が私たちに恵みを与えてくれる。無農薬へのこだわりは、あなたへの安心と、この奇跡の森を未来へ繋ぐための、私たちの責任なのです。
「苦味」こそが、本物の証
とはいえ、どんなにこだわったとしても食べ物である以上「美味しくなければ意味がない」とも考えています。
「蜂蜜なのに、苦い」
初めて口にした時、多くの方が驚かれます。
そう、このほろ苦さ。最初は、正直、悩みました。「甘い蜂蜜の方が売れるんじゃないか」「この苦味、お客さんは受け入れてくれるだろうか」苦味を消すために、熱を加えることもできた。他の蜜を混ぜて、マイルドにすることもできた。でもそれをした瞬間、この蜂蜜は「やんばるの森」ではなくなってしまう。だからこそ、そのままの味をお届けすることに決めました。
想像してみてください。朝、目が覚める。キッチンに立ち、琉球冬蜜の瓶を開ける。スプーンでひとさじすくい、口に運ぶ。
最初に舌を包むのは、濃厚な甘み。
次の瞬間、ハーブのような清涼感が鼻に抜ける。後味に残る、ほろ苦さ。
この三段階の味の変化が、琉球冬蜜の個性であり美味しさです。甘いだけの蜂蜜では絶対に味わえない体験であり、まさに森そのものを味わっているような感覚になります。
初鰹、筍、新米。旬のものは、その時期にしか味わえない。それが、特別な理由です。
琉球冬蜜も冬だけの旬の恵み。台風の影響で採れない年もあれば、気候次第で味わいが変わる年もあります。今年の冬蜜は、今年だけの味。来年はまた、少し違うかもしれません。それが、旬を味わうということです。
最初は驚くかもしれません。でもいつの間にか「あの苦味が、恋しい」と感じてしまう。この苦味こそが、加工されていない、冬のやんばるの森そのものの味です。
あなたの「命薬(ぬちぐすい)」として
沖縄には「命薬(ぬちぐすい)」という言葉があります。
「ぬち」は命、「ぐすい」は薬。直訳すれば「命の薬」となりますが、これは病院で処方される薬のことではありません。
母親が作ってくれた温かい料理。心震える美しい景色。人の優しさ。傷ついた心と体を内側から癒やし、「ああ、生きていてよかった」と思える。再び生きる活力が湧いてくる。そんな「体験」すべてを、沖縄の人々は親しみを込めて「命薬」と呼ぶのです。
「口にするものが、その人の命をつくる」
この信念は、沖縄で何百年も語り継がれてきました。
今、私たちの周りは、人工的な甘さで溢れています。精製された砂糖。人工甘味料。何が入っているか分からない、加工食品。便利で、安くて、いつでも同じ味がする。
でも、あなたの体は、本当にそれを求めていますか?
疲れが取れない。なんとなく調子が悪い。病気ではないけれど、元気でもない。もしかしたら、それは、あなたの体が、「命薬」を求めているサインかもしれません。
だからこそ、私たちは「完全無添加」であることにこだわっています。非加熱。完全無添加。水飴も、保存料も、香料も一切足さない。森から頂いたものを、何一つ引かず、何一つ足さない。そうすることでしか残せない「本物の甘さ」と「本物の苦さ」がそこにあるからです。
この苦味と風味は、ミネラルや酵素が生きている証拠。人工物では再現できない、森の複雑な生命力そのものです。
何が混ざっているか分からない不安な時代だからこそ。あなたの身体は、本能的に「嘘のないもの」を求めているはずです。
混じりっけなしの、安全で生きたエネルギーだけを届けたい。それが、あなたの命を養う「命薬」になると信じているからです。
琉球冬蜜は大切な人の命を想う、その想いを預かるハチミツなのです。
1年に1度、やんばるの森からの便り
2025年は、珍しく台風が来ませんでした。おかげで、アサグラの花は無事に咲き、ミツバチたちも元気に蜜を集めてくれました。
でも、それでも限りがあります。今の在庫が尽きれば、次は来年まで。去年は豊作でしたが、一昨年とその前は不作。
そのため、一昨年はお届けすることが叶わなかったお客様もいらっしゃいました。その時に「来年こそは」というメッセージをいただきました。
だからこそ、味わえるうちに味わっていただきたい。
琉球冬蜜は、単なる蜂蜜ではありません。
世界自然遺産の森が育んだ奇跡であり、
冬にしか出会えない特別な時間を閉じ込めた一瓶であり、
あなたの大切な人への想いを、形にするものです。
甘いだけではない、森からの便り。やんばるの森の生命力を、ぜひ一度味わってみてください。